遺言作成から執行まで ~火曜サスペンス劇場~
前書き
遺言作成から執行までご依頼を頂いた実務経験をお送りいたします。
事例
税理士さんからの紹介の依頼者である遺言者様。親族は絶縁状態になっている養子夫婦のみ。遺言書を作りたいということで、面倒を見てくれているジムのトレーナーさんを窓口にしてご依頼が。なぜジムのトレーナー(?)と思いながらご面談し、お話しをお伺いすると、いつもとてもお世話になっているので、全財産(約2億円)をそのトレーナーさんにあげたいというご希望。念のために詐欺などの疑いも含め、よくよく確認するも、高齢で意思能力に多少怪しい部分はあれども、認知症とまではいかず、本人の希望であれば作成するしかないと判断。養子夫婦との絶縁の経緯も確認するが、勝手に出て行ったということで連絡はしたくないというご希望。
後々揉めそうなため、アドバイスとして最低限の遺留分は養子夫婦に渡すご提案をすると、それは問題ないということ。公正証書遺言を作成し、執行者への指定を受任。これで一安心と思っていたら3か月ほどたったある日トレーナーさんから遺言者が亡くなったと連絡あり。トレーナーさんは早速不動産を現金化したいとのこと。
後日談
戸籍の附票を取得し、養子夫婦に手紙を送るとすぐに連絡があり、関係者で集まることに。
法的な手続きや遺留分のお話が終わった後で、なぜ絶縁状態であったか聞くと、「遺言者はかんしゃく持ちで、一緒に住もうというから住んでいたが、ある日突然追い出されて、怖くてそれっきり連絡もしていない」という予想だにしない話が。養親が亡くなったことに悲しみつつもどこかホッとしているような印象から真実味がある。
遺言執行手続きは、炎天下での部屋の片づけや高そうなお酒の分配、土地の測量から不動産売却までトータルでお手伝い。約半年ほど掛かりました。
後書き
遺言を作成してから亡くなるまでの期間は大体2~3年が多い印象です。これは遺贈寄付を受けているNPO団体なども同じくらいのデータがあるそうです。しかし、元気な人が3か月で亡くなり、第三者が直ぐに遺産を現金化するとなると、火サスのような話もあるのかなという一抹の不安も覚えてしまいます。もちろん、そんなことないと信じていますが。
このコラムの監修者
- 司法書士
- 東京都エリア担当
所属:司法書士法人 神楽坂法務合同事務所
相続太郎のホームページをご覧いただきありがとうございます。
司法書士の庄田と申します。
司法書士事務所を開業してから約10年、相続のお問い合わせは年々増えています。
家族仲がよく、全く揉めることなく終わる相続は大体2割くらいです。
法的、税務的に問題がある場合もありますし、感情的な問題がある場合も多くあります。
残念ながら日本では生きているうちに自分が亡くなった後のことをきちんと整理しておこうと積極的に行動される方はまだ少数派です。
遺言を書く、保険に入っておく、不動産を分割しやすいように整理しておくなど、終活は残される方への愛情だと思います。
相続太郎というキャラクターは相続のことを話すハードルを下げるために作りました。
お気軽に、まずはご相談下さい。
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法的、税務的に問題がある場合もありますし、感情的な問題がある場合も多くあります。
残念ながら日本では生きているうちに自分が亡くなった後のことをきちんと整理しておこうと積極的に行動される方はまだ少数派です。
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