相続コラム

任意後見人の役割とは?

任意後見人とは、本人との間で結んだ任意後見契約に基づいて、本人の財産管理や療養監護に関する事務を行う人です。 任意後見人は、本人の判断能力が低下した後、 家庭裁判所の選任した任意後見監督人の監視を受けながら、契約内容に従って本人を支援します。 任意後見人の仕事に関する権限は、本人と結んだ任意後見契約によって決まりますが、 大きく分けて、以下の(1)財産管理と(2)身上監護です。

(1)財産管理(本人の財産を管理すること)

財産管理とは、預貯金、有価証券、不動産など本人の財産を管理することです。具体的な財産管理の仕事内容は次のとおりです。

・自宅等の不動産の管理 ・預貯金、有価証券の管理

・年金の管理

・税金や公共料金の支払い

・社会保障関係の手続き

・本人が行うべき法律行為(遺産分割協議や賃貸借契約など)

(2)身上監護(本人の生活に関する法律行為を行うこと)

身上監護とは、医療、介護、施設入所に関する契約など、本人の生活に関する法律行為を行うことです。 具体的な身上監護の仕事内容は次のとおりです。

・入院手続き、医療費の支払い

・生活費の送金 ・要介護認定の申請などの手続き

・介護サービスの契約手続き

・施設入所手続き、介護費用の支払い

以上が任意後見人の役割となります。次のコラムでは、本稿とは逆の「任意後見人ができないこと」についてご説明します。

このコラムの監修者

しょうだ かずき庄田 和樹
司法書士
東京都エリア担当
所属:司法書士法人 神楽坂法務合同事務所

相続太郎のホームページをご覧いただきありがとうございます。
司法書士の庄田と申します。
司法書士事務所を開業してから約10年、相続のお問い合わせは年々増えています。
家族仲がよく、全く揉めることなく終わる相続は大体2割くらいです。
法的、税務的に問題がある場合もありますし、感情的な問題がある場合も多くあります。
残念ながら日本では生きているうちに自分が亡くなった後のことをきちんと整理しておこうと積極的に行動される方はまだ少数派です。
遺言を書く、保険に入っておく、不動産を分割しやすいように整理しておくなど、終活は残される方への愛情だと思います。
相続太郎というキャラクターは相続のことを話すハードルを下げるために作りました。
お気軽に、まずはご相談下さい。

しょうだ かずき庄田 和樹

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司法書士事務所を開業してから約10年、相続のお問い合わせは年々増えています。
家族仲がよく、全く揉めることなく終わる相続は大体2割くらいです。
法的、税務的に問題がある場合もありますし、感情的な問題がある場合も多くあります。
残念ながら日本では生きているうちに自分が亡くなった後のことをきちんと整理しておこうと積極的に行動される方はまだ少数派です。
遺言を書く、保険に入っておく、不動産を分割しやすいように整理しておくなど、終活は残される方への愛情だと思います。
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